学校生活の様子

1学年館プロ探究講座「生成AIの活用」

 9月26日(金)6・7校時、1学年の総合的な探究の時間(館プロ)において、宮城大学事業構想学群 太田 賢 先生を講師として、「生成AIを使った課題設定と解決策の探究」についての講座を開催しました。生成AIの特性や使用する上での注意点に関する説明の後、ChatGPTにプロンプト(指示文)を入力して、どのような答えが返ってくるのかを実際に体験しながら、社会課題やその解決策のアイデアを得る活動に取り組みました。

 今回の講座を開催するにあたり、文部科学省や宮城県のガイドラインに則り、AIを活用する上での留意点についての事前指導も行いました。今回の講座をきっかけとして、日々発展しているデジタル技術を正しく活用するリテラシーを身に付けていってもらいたいと考えています。

 なお、本校では昨年度より文部科学省の高等学校DX加速化推進事業の採択校となっており、デジタル技術を活用した学びを今後も進めていく予定です。

 

以下、1年生生徒の感想です。

・私たちの班では、とても深いテーマについてAIに質問したが、さまざまなアイデアがたくさんが出てきて面白いと思ったが、中には的確でないものや現実性がないものもあったので、そこには注意したい。

・AIの限界や注意点、効果的な質問の仕方、考え方や学習方法、心構えなどが学べた。あくまで主体は自分で責任は自分にあるので事実確認を怠らないことが大切であると学ぶことができた。

・ハルシネーションや情報の確実性はチャットGPTを使う前からなんとなく聞いていたけど、いざちゃんと使ってみるとこの2時間だけでも何回か目にしたので、事実確認の重要性を知ることができました。

・生成AIについての学習を通して、効率的に活用する方法を学ぶことができた。AIを学ぶ前は、チャットに質問しても欲しい答えが返ってこなかったり、回答の内容が質問した内容と少しずれていることがあったが、文脈を意識しより簡潔に要点をまとめて質問することで効果的で効率的な回答が返ってくることが多くなった。しかしまだ無茶な部分や質問からずれている部分があるためそこは自分で訂正していく必要があることがわかった。AIに質問しそれを発信するのは責任が自分にあるためハルシネーションに気付いていきたい。