2025年10月の記事一覧
1学年館プロ「地域課題探究セッション」
10月8日(水)6~7校時、1学年の総合的な探究の時間(館プロ)において、「地域課題探究セッション」を開催しました。今年度で4回目の開催となりますが、今年度は仙台市や富谷市を中心に地域において様々な課題解決に取り組んでいる13のNPO法人・行政機関などの方々に来校いただき、それぞれの活動についての講義だけでなく、質疑応答などを通じて、それぞれの課題について生徒と対話していただきました。昨年度から少しリニューアルした活動となったことで、様々な分野に関する取組を参考に、自分たちが取り組みたい課題やアクションなど具体的な部分まで考えることができたようです。今後、現状調査、改善や解決に向けた提案・実践を、グループの生徒とともに試行錯誤しながら進めていくことになります。来校いただいた皆様、ありがとうございました。
なお、今年度のセッションにご参加いただいたのは以下の皆様です。(順不同、敬称略)①せんだい若者サポートステーション、②七北田宿研究会、③特定非営利活動法人GRANDES MONTANA フットボールアカデミー、④7days peace(七北田公園活性化協議会)、⑤ブランチ仙台(大和リース仙台)、⑥長命ケ丘東町内会、⑦公益財団法人仙台こども財団、⑧NPO法人ふうどばんく東北AGAIN、⑨アサヒグループ(アサヒユウアス(株))、⑩NPO法人グループゆう、⑪公益財団法人仙台市公園緑地協会、⑫泉区区民生活課、⑬みやぎ民話の会
以下、1年生生徒の感想です。
・ブランチ仙台の方から、地域の人とのつながりを大切にしているという話を聞いて印象に残りました。ブランチ仙台では、地域のいろいろな団体と協力してイベントを行っていると知って普通の商業施設というよりも、地域の人たちがつながる場所になっているという印象が強まりました。ひとつの場所で多くの人や団体が協力することで、新しいアイデアや活動が生まれるのはとても素敵だと思いました。私も地域の活動に積極的に参加してみたいと感じました。自分は総合科学部に所属しているのでサイエンスデイなどで出品した科学体験コーナーをブランチでも行えたらより科学の魅力を伝えられるので行ってみたいと感じました。
・町内会の現状と課題を知って、ICTを活用した取り組みや若者との関わりを意識した活動などを知ることができました。自分の地域でも活かせそうな内容だったので自分も地域の一員として考えることが大切だと思いました。
・子供の声を聞いて居場所をつくり広げていこうと言うことが子供の気持ちも和らげているのかなと思いました。また居場所が増えると自己肯定感が上がるという結果に驚きました。高校生自身もできることがたくさんあると思うので活動できたら地域全体を良くしていくことが出来ると思います。
・ふうどばんく東北は食糧の支援だけでなく子どもたちの遊び場の提供など幅広い活動を行っていることを学びました。子ども食堂やイベントの手伝いなど私たちにもできる活動は多くあるので積極的に参加したいと思いました。
・災害から身を守るためには知識を持つことではなく、それを能力に変えるのが大切だということがわかった。避難訓練は何度も繰り返すくらい本気で取り組まなければ効果は期待できないということがわかった。
・外来種を増やしすぎず、なるべく共存できる道を探すことが必要だということを学びました。また、水の森公園に限らず、宮城県は比較的緑が多いこともわかりました。私たちの意見を親身になって聞いてくださったおかげで、意見を言いやすかったし、楽しかったです。
・自転車のマナー違反やこれから導入される制度について知り、これから気をつけていくべきことや高校生にもできることを考える機会になりました。他の班の考えや実際の取り組みなどもとても参考になりました。
・課題を見つけるときにまず人の話をよく聞くことが課題の発見、解決につながると思った。規模が大きい課題ではなく、身近な疑問が地域などの広範囲の課題解決の第一歩になると感じた。